冬の奥多摩1dayリトリートに参加して、寂しさと孤独に自ら立ち入ることで心が落ち着き、もともと人がもっている繊細な感覚を再確認できた!

奥多摩

12月の寒くなった奥多摩を歩いてきました。

2018年5月にも一度奥多摩1dayリトリートに参加していました。

季節も変わり、冬に入り始めた奥多摩を味わってみたいと思い、今回の参加を決めました。

枯葉の山道を歩いて、千年ヒノキに触れ、ほとんど人のいない鍾乳洞でしか感じることのできない静寂に、改めて心を落ち着かせることができました。

そんな中で、今と未来を見つめている自分がいると気づけたように思えました。

目次

リトリート(Retreat)とは

奥多摩倉沢のヒノキ周辺

逃避や避難するといった意味を持っています。

そこから派生して仕事や家庭の日常生活から一時的に離れる行動にも使われています。

普段の生活から身を離し、心身のリセットをし、またポジティブに日常生活を再スタートさせるリトリート。

奥多摩で、行うにはぴったりでした。

倉沢の千年ヒノキに半年ぶりに再会。ずっとそこに居てくれた。

奥多摩倉沢のヒノキへの道

5月に来た時は、山道や木々は、葉や草で賑やかでした。

紅葉も終わった山は、葉も落ち、全体的に寂しさがありました。

ただ、それは、悲しさがあったわけではなく、煩わしさがない分、静かに孤独を味わって、自分と向き合える場でもありました。

千年ヒノキの根元に座って、五感を意識した瞑想

奥多摩倉沢のヒノキ

太く大きなヒノキの根の上で、心を落ち着かせ、感覚を内側へ向けるワークをしました。

私はすぐに、ヒノキと一体化する感覚がありました。

内側に向けた感覚が、体内だけでなく、ヒノキの枝葉にも繋がっているような感じでした。

触覚を意識すると、肌に触れている服の圧迫感や肌に当たる風を感じます。

それは、ヒノキの枝や葉の揺れも体感しました。

嗅覚を意識すると、始めは何も感じられませんでした。しかし、流れてくる風の中に、わずかに土の匂いを感じました。

そして、味覚を意識。これこそ何も感じられないと思っていましたが、じんわり舌に雨の味がしました。

ヒノキが土から吸い上げる水分や枝葉が受け止める雨を舌で感じました。

聴覚の意識は、自分が木になったのように、枝がアンテナとなり、様々な方向に伸ばして、遠くの音を聞いているようでした。

最後に視覚。ゆっくりと目を開けていくと、こんなにも外は明るく、透き通ったような世界に見えていました。

これらの感覚は、普段の生活する場所では、なかなか感じることができない小さな感覚だったと思いました。

ちょっと意識するだけで、こんな繊細なことにも気付けるのだなと思えました。

日原鍾乳洞で、女神の巨人の体内を歩く感覚だった

鍾乳洞内の岩の形から、なぜか、巨人の中を進んでいるように感じられました。

進んでいく先々で、足を見たり、手を見たり、口の中、巨人の目になったりと、不思議な体験をしました。

外界と切り離された静寂の中で、出会ったもの

日原鍾乳洞の巨大な空洞

冬の鍾乳洞には、ほとんど人はいませんでした。

5月に来た時は、お客さんが列をなして狭い洞窟を歩いてました。

だから、洞窟の中も外界と変わらない感じでしたが、今回は違いました。

人のいない洞窟内は、静かそのもの。あちこちで滴り落ちる雫が、これほどまでに大きく聞こえるとは思いもしませんでした。

再奥の巨大な空間で、1分ほど、動かずにいると、雫の音が壁に反響して、温泉があるように聞こえてくるのです。

まるで、女神が入浴でもしているかのようでした。

まさか、鍾乳洞内で、そんな想像をするとは思ってもいませんでした。

しかし、なぜか、それが未来で待ち受けているもののようにも感じられました。

どんな女神様が未来で待っているのだろうか。

でも、迷わず進んで行こうとも思えた瞬間でもありました。

日原鍾乳洞

ハプニングだらけのリトリート。想定外を楽しんだ!

今回のリトリートは、ハプニングだらけ。

参加者が急遽、私だけになった

案内役の方と、私を含めて参加者は3人の予定でした。しかし、前日、参加者の一人が体調不良のため欠席に。

まさかの二人旅。

一対一の深い会話もできて、これはこれで貴重な時間を過ごせました。

予定時刻のバスに乗れない

鍾乳洞から、奥多摩駅に戻るバスに乗れないハプニング。

次のバスまで、約1時間半後。

いくつかある案から、駅に向かって歩くことにしました。結果的には、これが良かった。

バスに乗らなかったことで、通り過ぎて気づくことのでなかった奥多摩に触れることができたのです。

奥多摩の使われていない鉄橋とトロッコ

採掘用のものだったのか、使われなくなった鉄橋とトロッコ。

奥多摩にある吊り橋

よく揺れる吊り橋。

奥多摩

吊り橋を渡った先には、人の手で空けられた大岩のトンネルをくぐってみることもできました。

時間通りにいかないことや想定外のことが起きた時の対処法は、そのハプニングごと楽しむ。

今回のように気持ちの持っていき方を、身をもって体験することができました。

終わってみて、予定されていた楽しみ以上のことを満喫していました。

まとめ

普段の生活圏から離れてみることで、新しい発見をすることができました。

季節の変化を感じることはもちろん、自らが持つ繊細な感覚を研ぎ澄ますことができました。

いかに普段、無意識のうちに、早い流れの、様々な物事に触れているのだと感じられました。

奥多摩に来て、そういったことから切り離され、1日もない時間ではありましたが、心をゆっくり落ち着けることができました。

奥多摩倉沢のヒノキの前

第4回 奥多摩1dayリトリート~東京の秘境・巨大パワースポット奥多摩で、繋がりを取り戻そう

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