Pinocchio展の小説手製本の制作-表紙を切り抜いて、本文用紙を折って、背に穴を空けて、小口を切りそろえて、糸かがりの準備が完了!
9月に出展する小説作品の手製本制作、本番の制作作業に入りました。
糸でかがるために、表紙と本文用紙の準備をします。
プリントアウトした表紙と本文用紙をカットしたり、半分に折ったり、糸を通すための穴を空ける作業をしました。
その流れをご紹介します。
表紙と裏表紙
目印に沿ってカット
A4用紙にプリントアウトした表紙。
表紙は、アラベールウルトラホワイトを使用しています。厚さは、160。
四隅に、カットするための目印を付けてあります。
これに沿ってカットすると、B5サイズに切り抜くことができます。
表紙をカットしたところ。
同じように、印刷した裏表紙もB5サイズにカットします。
半分に折ることで、縦長のB6サイズの表紙になります。
糸を通すために、背に穴を空ける
糸を通すため、背になるところに穴を空けます。
アクリル板に、穴の位置となる部分に穴を空けています。
その穴に、針を通すだけで、位置を計算しなくても、指定の場所に穴を空けることができます。
半分に折った部分に、穴が空きました。
本文用紙
プリントアウトしたものを半分に折る
本文は、B5サイズの書籍用紙にプリントアウトしています。
書籍用紙は、小説などでよく使われているクリーム色の紙です。
一枚一枚半分に折ります。折ったものを4枚一組として16ページの冊子を作っていきます。
背表紙はつけないタイプの本ですが、背の部分にタイトルが出るようにしています。
そのため、背になるページの中央部分に、分割したタイトルもプリントしています。
半分になるところで折り、背に出るようにしておきます。
全部、半分に折り終えました。
背に穴を空ける
表紙と同じく、糸を通すための穴を背に開けていきます。
道具は、同じもの。
表紙と本文がそろいました。
背のタイトルもしっかり並ぶと、字が浮かび上がるようになります。
小口を切りそろえる
ページをめくる面を切りそろえます。
きれいに揃うと、めくりやすくなります。
まとめ
これで、表紙と本文用紙を準備することができました。
次は、空けた穴に糸を通してかがる作業です。完成までもう少し。
できあがりをお楽しみに!次の工程の記事はこちら↓
本作は、9月12日(水)から開催されるPinocchio展に出展いたします!
ぜひ、見にいらしてください!