Scrivenerでは、白紙からテキストを入力するだけでなく、あらかじめ構成を作り、テンプレート化することができます。
Scrivener2と3では、テンプレート設定のメニューが変更されています。
たどり着くまで時間がかかってしまいました。分かれば、どうってことなかったのですが。
ここでは小説を書く際、登場人物設定のテンプレートを作成してみます。登場人物の項目を毎回書くのは面倒なので、それをテンプレート化してみます。
テンプレートの作成方法

テンプレート用のフォルダを新規に作成します。左側のナビゲーション欄で右クリックし、メニューから[追加] – [新規フォルダ]をクリックします。

新規フォルダに、テンプレートと名前をつけました。フォルダ名は自由につけられます。

作成したテンプレートフォルダに、登場人物設定の項目を書いたテキストを置きます。

メニュー[プロジェクト] – [プロジェクト設定]をクリックします。

①ウィンドウの左側メニュー[特別フォルダ]を選択します。
②右側のテンプレートフォルダーのプルダウンを選択します。

ナビゲーションのフォルダリストが出てくるので、先ほど作成した「テンプレート」フォルダを選択します。

テンプレートフォルダーの設定に、選択した「テンプレート」が表示されます。
[OK]をクリックして、この設定を決定します。

先ほど作成したテンプレートフォルダのアイコンが変わります。同時に、「登場人物」のテキストアイコンもテンプレート用アイコンに変更されます。
これで、テンプレートが出来上がりました。

このテンプレートを使用して、新規に登場人物を作成してみます。
「登場人物」フォルダをアクティブにしておき、メニューアイコンの[+]の隣にある矢印をクリックします。

新規に作成できるリストが表示されます。
赤枠の「登場人物」が、先ほど作成したテンプレートの「登場人物」テキストになります。
これをクリックします。

新規に「登場人物」テキストが作成されます。
こうすることで、毎回登場人物の設定項目をコピペなどしなくても、簡単に設定テキストを作成することができます。
テンプレートテキストの追加方法

新しくテンプレートのテキストを作成したい場合は、設定したテンプレートフォルダにテンプレートにしたいテキストを配置するだけです。
テンプレートテキストの修正
テンプレートに設定したテキストを修正する場合は、そのテンプレートテキストを直接テキストを修正することができます。
この修正は、次に新規でテンプレートを利用して作成するテキストから使用できます。
それ以前に作成したテキストには、反映されません。
まとめ
メニュー[プロジェクト] – [プロジェクト設定]で表示される[特別フォルダ]の中に、テンプレート設定があります。
Scrivener2では、メニューに設定コマンドがあってすぐ実行できたのですが、Scrivener3になって設定メニューが変更されました。
テンプレート設定を一度しておけば、複数の同じ構成テキストを簡単に作成することができて、とても便利な機能です。
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