「9マス」で悩まず書ける文章術 by 山口拓朗 を読んで、文章を書くには、書く前の準備をすることで、書きやすくなる!

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「9マス」で悩まず書ける文章術 by 山口拓朗 の表紙
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文章を悩まずに書きたいと思って、手にした本です。

こうしてブログを書いていますが、思うほど速く書けてはいません。一文一文悩みながら書いているのが本当のところです。

過去にも文章術の本を読みましたが、思うようには書けていません。

しかし、本書を読んで、文章を書く心構え、書くための準備が大事なんだと学んで、これなら書けると思いました。

この記事は、本書で学んだことを使って書いています。

特に良かった点は、

  • 文章を書くのに、他人の目を気にしすぎないこと
  • 読まれる文章は、情報と感じたことがセットである
  • 書く前の準備、情報収集・整理しておくことが大事

これらをふまえて、本書をご紹介します。

目次

本の構成

本書の章構成
  1. 9マス x 自問自答で「書ける人」に変わる
  2. 「9マス情報キャッチ法」で上質な材料を集めよう
  3. 「プレゼント」要素を意識して、文章を磨き上げよ
  4. 書くスピードが劇的にアップする!最強の「文章テンプレート」
  5. いざ実践!最初の一歩はSNSの140字から
  6. 「書くアタマ」を作る文章のエクササイズ

5章、6章が実践的な内容が書かれていますが、1章から実践を意識した構成になっています。

本書における文章を書く考え方、9マスで書くというコンセプトを最初から実践されているので、とても分かりやすかったです。

文章が上手くなるコツは、他人の目を気にしすぎないこと

自分の書いた文章で意味合いが伝わるのか、いつも不安で仕方ありません。

  • 文章の書き方に唯一の正解はない
  • 人と違う意見や考えを示すことに文章を書く価値がある
  • 人から否定、批判されて一人前である
  • 自分を語れない(語らない)ことは恥ずかしい
「9マス」で悩まず書ける文章術 13ページ

どうしても正解を目指して、文章を書こうと思ってしまい、結局、書けなくなります。

よくよく考えたら、確かに文章に正解はありません。

自分の言葉で書かないで、周りと同じことを書くのであれば、自分が書かなくてもいいわけです。

何か伝えたいことがあるから、文章を書くのです。

読まれる文章は、「情報」と「感じたこと」がセット

本書では、ラーメン屋さんで食べた感想の例が上がっていました。

〇〇屋のラーメンを食べて美味しかった、だけでは何とも言えませんし、誰でも書けるでしょう。

そこに、どこのラーメン屋さんなのか、どう作られてどんな特徴のあるラーメンで、食べてどう感じた、今後も食べたいラーメンなのか、と言った「情報」と「感じたこと」が入った文章が読まれます。

情報にプラスして、自分がどう感じたかが書いてある文章を読むと、たとえマイナス要素が書かれていたとしても、説得力もあって、信頼できる文章だと感じられます。

書く前の準備が10割! 書くテーマを先に持っておく!

何かを書く前に、書くという前提を持っておくことで、書きたいことがつかめます。

読書感想を書くときや、見た映画の感想を書くにも、感想を書く前提で見ると、意識が変わります。

本書では、海外旅行をテーマにした例が載っていました。

旅行に行ってから、書くことを考えるのではなく、行く前にあらかじめ、書くであろうことを書き出しておきます。

切り口にもよりますが、持って行った方が役に立つものや、特殊な場所だったら行き方についても書けるなと、思いつきます。

自分の中で、テーマや切り口を持っておくと、情報や感じたことに敏感になれます。

9マス情報キャッチ法

テーマや切り口を掘り下げていく方法として、9つの枠を使った方法が紹介されています。

本書の醍醐味です。海外旅行の例では、

「9マス」で悩まず書ける文章術のマンダラート例
「9マス」で悩まず書ける文章術 50ページ

中央にテーマを書き、その周囲の8つのマスに、関連することを書き込んでいきます。

枠は全部埋めます。人は、枠があると埋めたくなるので、埋まってしまうようです。

メジャーリーガー大谷翔平選手も、腕を磨くための目標を書き込むのために使っていた方法で、マンダラートと呼ばれるものです。

9つ枠を埋めて、さらに細かくすることも可能です。

「9マス」で悩まず書ける文章術のマンダラート例
「9マス」で悩まず書ける文章術 52ページ

文化をさらに細分化。

こうして旅行に出かけ、気になったこと、感じたことをメモしていきます。

「9マス」で悩まず書ける文章術のマンダラート例
「9マス」で悩まず書ける文章術 55ページ

あらかじめ、メモできるスペースを作っておきます。

メモせず、思い出して文章を書くより、充実した内容の文章が書けると感じました。

その他のコンテンツ

これらの他にも、

  • 文章をより洗練させる推敲の方法
  • プレゼントを渡す気持ちで文章を書く心構え
  • 文章の型・テンプレートについて

など、文章を書く上で、ためになることが書かれていました。

まとめ

  • 文章を書くのに、他人の目を気にしすぎないこと
  • 読まれる文章は、情報と感じたことがセットである
  • 書く前の準備、情報収集・整理しておくことが大事

上記がとても大きな学びでした。

いつになく、書きたいという強い気持ちで、この記事に取り組めました。

今後もこれらのことを踏まえて、自分の文章と向き合っていこうと思えました。

最後に、この記事を書く際に使った9マスを載せておきます。

「9マス」で悩まず書ける文章術の9マス手書き

改善しながら、これからも文章と携わっていきます。

著:山口 拓朗
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