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タイトルに惹かれて、読み始めた小説です。
自然の管理者「精霊」のいる異世界に紛れ込んだ精神科医と、新米星守りナニカという少女との旅物語。
星守りは、精霊と言葉を交わすことができ、精霊と話し合って、人々とをつなぐ役目。ときに、病にかかった精霊を治す薬も調合する。
精霊とはいっても人の姿で現れ、精神的な病にもかかる人に近しい者。ライトノベルでもある本作は、内容もとてもわかりやすかった。
難しい医学的な用語もなく、かわいい少女ナニカとの軽快なやりとりがとても楽しめました。
精霊が病むことで、自然に異変が起きる設定も、本作のメッセージ性としても強く受け止めらることもできました。
星守りだけが精霊と話すことができる。
なぜか、精神科医オトギも精霊と話すことができ、精神的に病む精霊を、カウンセリングして、病から救い出してしまう。
ひよっこ星守りナニカは、まだ駆け出しで自分の未熟さを自覚しつつも、オトギにその術も学んでいく。
自然の変わり身となった精霊と人が、どう関わって生きているのか、とても興味深いところだった。
1章を読んで、派手さはないが、実直に進む物語だと感じました。
川の精霊が精霊病にかかって、川を氾濫させていた。話を聞けば、人が川を汚していることに怒っている。
川を汚しているものは、人からするとゴミではない。しかし、自然にとってふさわしい茂木ではなかった。
とはいっても、そこに住む村人のその場の文化として根づいていて、現代にも通じる話だと、とても共感できました。
自然と人が一緒に生きることをまざまざと考えさられるお話だった。
2章まで読んで、心理に絡めた物語だとわかり、全体的にわかりやすい小説。
大きな街について早々、「世界の口」と呼ばれる場所の精霊の様子を見に行くことに。
本巻で完結のため、その精霊病を治さなければ世界が滅びてしまうクライマックス章。
オトギがどうしてこの世界に来てしまったのか、いくつもの伏線が回収されていく。
それらが上手くつめ込まれた最終章で、しっかりまとまっていたと感じました。
ここまで旅をして、ナニカが星守りとしての役目をしっかり果たそうと成長しているも良かった。
精霊が人という形で現れ、人と同じように心を病むわかりやすい設定なのだが、なにか妙に違和感を感じることもありました。
自然の異変、氾濫を病気として現すことが悪いわけではないですが、それ一つに片付けてしまうのは、少し違うように感じられました。
無論、小説の設定に過ぎませんが、よりもっと人の手には負えない何かがあってもいいのかなと。
異世界の自然を守る精霊が病にかかり、精神医学を織りまぜて治していく物語で、わかりやすいお話だった。
異世界の中の会話で、現実世界と一緒のノリの会話があって、世界観に少し違和感を感じる部分もあった。
しかし、精霊が病にかかり、自然に影響が出る設定は、実世界にも置き換えることもでき、ラノベとはいえ、考えてさせてくれた小説でした!
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