ブログタイトル「水輝亭」→「Mizuc ism」に変わりました!

小説「ぼぎわんが、来る」by 澤村伊智 を読んで、表に現さない「人の考え方」がホラーで怖かった!

小説「ぼぎわんが、来る」by 澤村伊智
URLをコピーする
URLをコピーしました!

ホラー小説として想像する怖さとは、違った恐ろしさを感じた小説でした。

物語はとても面白く、いっきに読み終えるほど、楽しく読めました。

読んだきっかけは、友人との課題読書企画で、本作を読んだ。ほとんど触れてこなかったジャンルです。

怪奇なものに対する説明が、史実を元に構成されていたり、現代をベースにしていても、違和感なく作品世界に引き込まれました。

目次

表に現さない「人の考え方」がホラー

想像していたホラー小説とは少し違いました。

私の思うホラーというと、怪奇なことが突然起きたり、得体のしれないもの、お化けや幽霊が現れて襲ってくるもの。

本作も、得体のしれないものや怪奇なことは起こるのですが、そこにホラー感をまったく感じませんでした。

全然違った角度で、登場人物の、いわゆる「人」の考え方に恐怖を感じました。

「ぼぎわんが、来る」は、その出し方がとても上手く、そこに面白さもありました。

  1. 第一章 訪問者
  2. 第二章 所有者
  3. 第三章 部外者

3章で構成されていて、章ごとに、別々の一人の登場人物の視点で物語が進んでいきます。

1章では語られていなかった登場人物の気持ちが、2章でわかり、1章の印象がガラッと変わりました。

終始「ぼぎわん」がなんなのか、得体のしれないものに怖さも感じますが、語られない人の考え方も怖いのだと、作品を通して、思い知らされました。

ましてや、現代的な夫婦の関係であった1章と2章の視点が、ホラーさを描いていました。

史実とからめた巧みな設定や理屈が、「ぼぎわん」の存在を認めさせる

得体のしれない「ぼぎわん」が、この世に存在させるストーリー展開も面白い。

作中では、江戸時代からの言い伝えや、地方の書物などが紹介される。

架空の設定としているのだろうが、史実になぞらえられていて、あたかも本当にあるかのようにとらえられる。

特に、地方の書物なんかは、ちゃんと調べたら本当に存在しそうで、私の中に好奇心も生まれ、調べてみたいと思わせる。

「ぼぎわん」を調べつつも、「ぼぎわん」から近づいてきたり、終始ワクワクとハラハラが続いていて、最後までいっきに読んでしまいました。

まとめ

怪奇なものや現象の怖さより、人の怖さにホラーさを感じた面白い小説でした。

現代、得体のしれないものに対するアプローチや説得力もあり、ホラーというよりは現代をベースにしたファンタジー小説を読んでいる感じでした。

ホラーとして、ファンタジーとしても、物語の流れや登場人物の気持ちの葛藤がしっかり読み取れる面白い小説でした。

シリーズ作品として、続編もあるので、続きを読んでみたくなった作品でした。

あわせて読みたい
小説「Another 2001」著:綾辻行人 を読んで、「Another」の上をいく展開にのまれ、その世界観にひたれた!
小説「Another 2001」著:綾辻行人 を読んで、「Another」の上をいく展開にのまれ、その世界観にひたれた!「Another」「Another エピソードS」の続きとなる新作。夜見山にある中学校、呪われた三年三組を舞台にしたホラーミステリー小説です。新学期になると、そのクラスには...
あわせて読みたい
小説「裏世界ピクニック-ふたりの怪異探検ファイル」著:宮澤伊織 を読んで、現代少女たちの冒険小説だ...
小説「裏世界ピクニック-ふたりの怪異探検ファイル」著:宮澤伊織 を読んで、現代少女たちの冒険小説だ...この小説との出会いは、友人に勧められ、しかも本屋さんで買ってその場で手渡されました。なかなか、こういった形での本との出会いはありません。私は、手渡された本は...
Amazon Kindleセール中!

【50%オフ】KADOKAWA ライトノベル 一気読みフェア (3/4まで)

【50%ポイント還元】Kindle本キャンペーン開催中!(3/4まで)

ブログ・サポートsupport

ブログコンサルティングサポートサービス

ブログを継続的に発信していくサポートを行っています。

ブログのお悩みや技術的なことを相談できます。

WordPressブログのコンサル・運用サポートプランもあり、メンテナンスやトラブルにも対応します。

小説「ぼぎわんが、来る」by 澤村伊智

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
URLをコピーする
URLをコピーしました!
目次
閉じる