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2017年1月22日(日)、京都市勧業会館みやこめっせで開催された第一回文学フリマ京都で手に入れた戦利品をご紹介。
私自身も出店者としてブースを出していたので、あまり他のブースを回れませんでした。
当日無料配布された出店カタログを見ながら、気になるブースを周りました。
「はぐるま図書工房」とプリントされたビニール袋を持ったお客さんが、自分のブースの前をよく通る。
冊子で調べてみると、隣の隣のブースではないか。
文庫サイズの本を2冊購入させてもらった。
帰りの新幹線でいっきに読み終えた。
不完全な「予知」をする占い師ヴィスと、完璧な「予測」をする機械人間トリアの痛快冒険ファンタジー。
とても読みやすい文章で、とても世界観が伝わってくる言葉選びに勉強になった。
展開もどんどん進んで先が気になって止まりませんでした。
ファンタジーとSFが混じった印象で、ワクワクする冒険ストーリー。
エンディングにもしやこれは続くのか、と思うところがあった。もし、続きがあれば読みたい。
短編小説として、短すぎず、また長すぎない。居心地の良さを感じる長さである。
読んでいると、言いたいことも言え、余韻も残せる字数なのでは思った。各作品は、作者の面白い視点と温かい性格があちこちから感じられました。
はぐるま図書工房 Webサイト
http://yaumiyoiti.xxxxxxxx.jp
Twitter:@yaumiyoiti
紐で綴じる簡単な作りの本ではあるが、縦に開いて読んでいく変わったお話。
本文用紙も少し厚手のクリーム色の紙を使っていて、自然と本の強さを感じた。
人が気味悪がる色をしたねこが旅をして出会った青年とのお話で、語り口は、とてもやさしく児童文学や絵本の世界を想像させる。
しかし、ねこ視点なところもあってか、作者の不思議な視点がかいま見れる。
Twitter:@GesseiMori
三題噺は、落語の形態の一つ。適当な言葉三つを折り込んで、即興で演じる落語。
それを短編小説で挑戦されているのが面白かった。
即興で書かれていると、その時思いついた言葉と作者宮乃さん自身がもとから持っている芯のある言葉が混ざり合い、勢いがあって力強さがあった。
練りに練られた作品もいい。けれど、どこか不完全でも作者の気持ちが乗っていて、作品が息をしているような気がした。
小春日和 個人サークルWebサイトhttp://miyano456.wixsite.com/indian-summrTwitter:@miyano45
本を読もう、旅に出よう
http://blog.goo.ne.jp/bnptk39
ブログで、ブックレビューを長年続けてきていらしゃった方。
当日、ブースには伺えなかったのですが、文学フリマ京都の懇親会でお話する機会があり、ブログを拝見させていただきました。
ブックレビューは、単なる感想、作品説明ではないんだなと改めて感じました。
レビューの読み手に伝える力が必要です。
特にアラタさんのブックレビューを読んでいると、アラタさんの心の叫びが埋め込まれているように思いました。それもその本を一言で表す力強さが。
自分の知らない本を読んでみたいと思わせてくれます。
アラタさんのブックレビューを読んで、自分も読んだ本の感想くらいは、ブログの記事にしていこうかなと思いました。
本を読もう、旅に出よう
http://blog.goo.ne.jp/bnptk39
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