9/12〜10/7 Pinocchio展に参加します!

9月12日(水)〜10月7日(日)まで、東京・初台にあるMOTOYA Book・Cafe・Galleryにて、ピノッキオをテーマにした12人の作家の作品展に、小説を出展します!詳細はこちらから。

小説「ミステリーな君に」著:白樺あじと を読んで、高校時代のひと風景を思い出しながら読んだ日常ミステリー小説!

小説「ミステリーな君に」の本

文芸の同人イベントテキレボで、購入した白樺あじと(@coelacanth_va)さんの中編ミステリー小説。

高校の文芸部を舞台にした作品で、ミステリーの中でも日常系ミステリーもの。

購入のきっかけは、イベントで立ち寄ったブースで、「高校生モノ」「作者探し」というキーワードに惹かれ、純粋に解決に向かって謎を追い求めるストレートな作品だと思って手にしました。

読み終えて、まさにその通りで、良かったと思いました。

あらすじ

とある高校の文芸部で、部内で発行する部誌を制作する中、原稿枚数が足りない問題に直面していた。

話し合った結果、今回のみ特別に部外からも原稿を集めて載せる方針が決まった。誰か原稿を書いてくれる人がいないか、探している中、突如、文芸部にミステリー小説の原稿が置かれる。

しかし、ペンネームはあるが、誰の作品なのかはわからない。その「作者探し」が始まる。

テンプレートから外れない純粋なミステリー小説

一人称で、たんたんと進む日常の中のミステリー。だからと言って、途中で飽きたりはしない。

事件が起き、捜索が始まり、手がかりが集まり、探偵役がひらめいて、謎を解く。

この通りに丁寧に書かれているので、破綻はないと思いました。だから、最後まで安心して読むことができました。

物語とは別にある、文章との伏線

序盤から気になる文章の書き方があり、色々なところで繋がっている部分が、読み終えて、とても面白かった。

小説だから持たせることのできる感覚の文章として作られていました。単に物語だけでなく、ト書きにも、物語とリンクする書き方がされていて、久しぶりにストレートなミステリー小説に触れ合ったと思えました。

物語の展開としても、次から次へと進んでいくところも、好きです。

まとめ

ご都合主義のような辻褄合わせもなく、最後の一文字まで、スッキリして読み終えることができました。

強いて言えば、主人公の性格的特徴をもう少し深く見てみたかったと思いました。

でも、作者が根っからのミステリー好きなのがわかる作品でもあり、もし高校時代にこんな事件があれば、また面白かっただろうなと、空想しながら読むことができた日常ミステリー小説でした。

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小説「ミステリーな君に」の本



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ABOUTこの記事をかいた人

水島 一輝

一文だけの小説も書く小説家。毎日1つ一文で完結する物語を書き、5年目1700作を超え、今も続く。Webデザイン業を経て、中学生時代から物語を書いて暮らしたいという思いが忘れられず、実現すべく作家活動を行っている。ファンタジー小説をオンラインで更新し、手製本を手がけて作品販売も行っている。