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水島一輝
小説家・ブロガー
当サイト『水輝亭』を運営している水島一輝(みずしー)です。

フリーランス/Webデザイナー・オンラインショップ運営経験/東京都在住

2018年末までの5年半、毎日一つ、一行だけで完結する一文物語を作り続けていました。
現在、当サイトでファンタジー小説を連載しています。

想像力が人生を豊かにするがモットー!
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小説「氷上都市の秘宝」by フィリップ・リーヴを読んで、登場人物の成長があり、ある物を巡って思惑を抱いた物たちが水上都市に集まる移動都市の持つスケールの大きさを堪能!

小説「移動都市」シリーズ4部作の3作目である「氷上都市の秘宝」を読みました。

1作目「移動都市」は実写映画化され、壮大なスケールと圧巻の映像で表現されていました。

映画化されるという映像を見て引き込まれ、原作小説「移動都市」を読んだのがきっかけで読み続けています。

3作目は、2作目から時間がいっきに飛んで16年後の物語。

主人公に娘が生まれていて、本作はその娘が主人公となり、自分の住んでいた移動都市を出て、様々な出来事に巻き込まれていく物語。

目次

あらすじ

トムとへスターはかつての氷上都市アンカレジで平穏に暮らしていた。ところがそんな日常に物足りなさを感じていたふたりの娘レンが、盗賊にだまされたうえに誘拐されてしまう。愛娘を救わんと必死で後を追うトムとへスターがたどり着いたのは、水上都市ブライトンだった。採集戦争後の遥かな未来、移動都市が互いに食い合う奇怪な世界を描いた、星雲賞受賞作「移動都市」第三弾。

レンが住んでいた都市を出て、なんとか生き延びようとする力や、それをねじ伏せようとする大人との対立があったり、浮き沈みの激しい物語。

また、いろんな都市の状況が描かれるので、移動都市世界の状況も見れて面白い。

成長した登場人物たち

前作から16年後たったところから始まる。

読み始めた当初は、時間が飛びすぎではないかと思えました。16年もたったところを描くのは、後日談的な物語ではなのかと思えたからです。

しかし、レンが氷上都市アンカレジのある物を盗み出して、住んでいた都市を出ていく展開は、新しい移動都市物語のスタートだった。

また、盗み出したある物を巡って、様々な人たちの思惑が見え、絡み合っていくので、どんどん物語に引き込まれました。

成長した人物もいれば、その分、年をとってしまってもいます。

昔のまま変わらない者と成長した者との対立もあったりして、シリーズが進んでこそ描かれる展開も面白かったです。

水上都市

本作のメインとなる舞台は、水上都市。

他の移動都市のように、都市を食うような争いはない。表向きはとても落ち着いて、華やかな日々を送っている都市。

とはいえ、低層部には囚われている人がいたり、奴隷ビジネスを行っている輩もいる。

そして、奇しくも、この水上都市にはペニーロイヤルが住んでいた。二巻の終盤で衝撃なことをしでかした登場人物です。

そこに盗んだある物を持ったレンが到着し、水上都市の実態が見えたり、そのある物を巡って争いが起こる。

まとめ

前作から16年後から始まる展開には、戸惑いもありましたが、読み終えて移動都市の持つ大きなスケールの世界観を堪能できました。

状況ごとの選択が、キャラクターの成長を感じさせ、シリーズとしての面白さもありました。

4部作最終巻がどうなるのか、楽しみです。

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