第二十五回文学フリマ東京に出店します!

2017年11月23日(木・祝)に開催される文学フリマ東京に出店します!一文物語はもちろん、その他に、新時代Web文学表現研究や手製本、小説に関することを展開していきます!詳細はこちらから。

【感想】活版印刷三日月堂 海からの手紙

活版印刷三日月堂

『活版印刷三日月堂 海からの手紙』は、作家ほしおさなえさんの『活版印刷三日月堂』の2作目。

1作目を読み終えて感動して、1年もたたずに2作目が発売。読み始めたら、止まらずに1日で読み終えてしまった。
目が離させなかった。

本作には4編の物語がありました。
主人公はそれぞれ独立しているのですが、活版印刷三日月堂という印刷所に共通してやってくる人々です。

今やプリンターやコピー機が普及して、活版印刷なんて耳慣れないし、昔の印刷方法という印象でした。

でも、本作を読んでいると古めかしさというよりは、活版印刷という技術に新鮮さを感じとれました。

作中、活版印刷で制作されていくイベントの案内状、名刺、豆本、本には、活版印刷をする職人だけでなく、制作をお願いする依頼者の気持ち、まるで活字に依頼者の魂が込められているように物語が表現されているな、と感じとることができました。

印刷物ができあがるたびに、自分はなぜだか嬉しくて目を潤ませていました。

実際に自分が活版印刷されたものを持っているからかもしれません。

印刷された字は、プリンターで印刷されたそれとは、なにか印象が違うのです。
インクの濃さというわけでもない。
インクの定着度なのか。
そういうものでもない。

力強さがあるような……。
言葉を表現する人の魂が込められているような……。

紙に載り移ったそれは、手で触れることができるような感触がある。

現代においても、文字とは切っても切れない関係です。
小さく薄い板状の中で見る文字が、世界を覆い尽くしているかもしれません。

紙に印刷された文字や言葉。

魂を宿らせる活版印刷には、人を魅了する力があるのだと思いました。

2017年7月に活版TOKYOというイベントも開催されます。
活版印刷に興味を持った方は足を運んでみてはいかがでしょうか。

活版TOKYO Webサイト
http://kappan.tokyo

 

活版印刷三日月堂




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一文で完結する物語集。それは、たった一文だけで広がる想像の世界。糸1本でかがったA7サイズの小さな本。




ABOUTこの記事をかいた人

2013年6月より毎日、一文だけで完結する一文物語を現在も作り続けて、作品数は1,400本を越える。映像系専門学校を卒業後、システムエンジニア、Webデザイン業を経て、中学生時代から物語を書いて暮らしたいという思いが忘れられず、実現すべく作家活動を行っている。長編ファンタジー小説を執筆中。また糸かがり手製本による製本および作品販売を行っている。