【感想】活版印刷三日月堂 庭のアルバム を読んで

小説活版印刷三日月堂庭のアルバムの表紙

小説「活版印刷三日月堂」シリーズの3作目。

画像の栞は、活版印刷されたもの。このシリーズを読むときは、必ずこの栞を使用しています。

本作には、4篇のお話が収められています。

  • チケットと昆布巻き
  • カナコの歌
  • 庭のアルバム
  • 川の合流する場所で

この作品、シリーズも通してですが、一つの出来事が縦ではなく、横に広がって行くのが面白いです。

それぞれ語られる視点が違うのですが、自ずと活版印刷のお店「三日月堂」に人が集まってきます。

活版印刷を通して、人と人か繋がって行くところも魅力的なお話です。

私は本作を読んで、前2作とは違った印象を受けました。

それは本作への没入感。

作中のプロップであったり、イベントが現実的に行われているものであったりして、自分がそれを直に触れていたことが原因だと思います。

実際に活版印刷に触れた体験が、小説と切り離すことができず、いわゆる本の世界に入り込むとは違った体験がありました。

体感しているような思いがありました。

横に広がって行く物語と書きましたが、活版印刷のお店内でも少しお話が進みそうな予感もあり、続編が大変気になることろ。

期待しています!

この記事を書いた人

水島 一輝

水島 一輝

一文だけの小説も書く小説家。毎日1つ一文で完結する物語を書き、5年目1700作を超え、今も続く。Webデザイン業を経て、中学生時代から物語を書いて暮らしたいという思いが忘れられず、実現すべく作家活動を行っている。ファンタジー小説をオンラインで更新し、手製本を手がけて作品販売も行っている。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新の情報をお届けします
手製本ポケットに入る宇宙の万華鏡 中 ckip-2018-vol.2の見開いたところ

手製本販売中!

一文で完結する物語集最新作。2018年5月〜8月の一文物語。手の平サイズの小さな本。