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私は、内向的な人です。
ずっと薄々感じてはいましたが、以前に他の本や診断テストを受けてみて、内向的だと診断されました。
でも、内向的だとわかってから、行動やその考え方を学んだことでラクになり、内向的でもいいんだなと思えるようになりました。
そして、本書を通して、さらにラクに生きるヒントが得られればなと思い、読みました。
まるで、自分のことが書かれているかのように、敏感な人、内向的な人の取るべき行動や考え方が、学べます。とても心がスッとラクになりました。
中でも、心に強く響いたところをご紹介します。
巻頭にある敏感度診断と内向度外向度診断テストをしました。結果は、以下の通り。
23と、やや高めな結果。敏感度が高いと、五感などを通じて自分に入ってくる刺激に大きな影響を受けやすいです。
喜びと苦しみの両方受けやすいとのこと。
本書では、それをラクにする対処法や考え方を解説してくれています。
43と、内向度は高め。やはり、内向的。
別のテストで内向的であると知り、それを認めてからは、楽に過ごすことができています。
本書を読んでも、確かにと腑に落ちるところもたくさんあり、敏感に反応が出る場合の対処や心構え、自分の行動を改めて気づくことがありました。
敏感な人や内向的な人がするべきなのは、刺激を避けることでなく、”自分に適したレベルを見つけること”です。
確かに私も外向的な人に比べると、刺激への耐性がかなり低いです。しかし、自分がどのくらいの刺激を受けても大丈夫なのか、自分のキャパシティを把握していると、なんでもかんでも避けることがなくなります。
今まで避けていた場面にもしかしたら、自分の興味の持つことが出てくるかも知れません。
内向的な人は、興味あることには、エネルギーが湧くので、素敵な機会を得ることもできます。
自分のレベルを知っておくことで、行動範囲にも余裕を持たせることもできるなと感じました。
敏感な人や内向的な人にとって、自分の価値観に従って生きることは大切です。
他の人の方針に従うことで生じる不快感を抑えるのが上手ではないからです。相手の土俵から降りるときに、罪悪感を覚えないことも大事です。
私は、かつて場の雰囲気に合わせたり、内向的だと思われないような振る舞いをしていました。
しかし、どう頑張っても外向的な人の積極性には、最後までついていけません。どこかで自分は頑張っている、無理していると思ってしまい、疲れてしまうこともしばしばです。
内向的な人のエネルギーは、充電池のようなものなのです。とにかくどこかへ出かける、人と会う、仕事をするなどは、エネルギーを消費します。
なので、私はそのペース配分を考えて行動したり、連続して人に会うようなことは避けるようにしています。
その翌日などは消費したエネルギーを充電するために、一人になり、回復に当てるようにしています。
これに気づいたことで、私は本来の自分を出しながらも、人と接することもできるようになりました。
無理することなく、自分は自分だとわかるようになって、生きるのがラクになりました。
周囲から否定的な言葉を言われ、そうしなければならない、と何度も心を変えようとしましたが、そう簡単には変えることはできませんでした。
自分の個性を快く受け入れる方法③で、否定的な言葉で自分にレッテルを貼らないという箇所を読んで、心が救われました。
など、カギ括弧の言葉のように思われ、言われることもありますが、実際はその右側の状態であることがほとんどです。
自分で思ってしまっている部分もありましたが、こうした否定的なレッテルもプラスの力になるなと感じることができました。
私が内向的だと理解してからの方が、生きやすくなったのは確かです。性格を変えろと言われて、変えらるならどんなにラクでしょう。
しかし、自分のタイプを知ったことで、できることもあります。
否定的な部分も、プラスに変えればそれが行動的にもなるなと本書を読んで思いました。
そして、外向的な人のことも勉強になり、自分や相手のタイプが少しわかるだけでも、ラクになるということを本書は教えてくれました。
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