第2回ギフトに生きる2.0 ~いただきますの魔法~ に参加して、心が洗濯され、たくさんのギフトを受けとったワークショップだった!
2020年2月16日に開催された「ギフトに生きる2.0」に参加してきました。
『いただきますの魔法』というテーマのもと、ギフトに生きるお話会をしながら、おいしいお食事をいただきました。
ギフトの話を聞き、食べる。その感想を伝え、気づきをシェアする。
ギフトを受け取り、ギフトする。その場のすべてが、ギフトに包まれた豊かな機会だったなと感じました。
ギフトにあふれた時間を過ごした第2回「ギフトに生きる2.0」を振り返りながらご紹介します。
話し手「ギフトに生きる」を体現している石丸弘さん
「ギフトに生きる」をコンセプトに、仕事や活動をされている方。
「遊んでるうちに 自然と究めている」の個性を持ち、自然とギフトしたり、ギフトされたりと、様々な体験をされています。
石丸さんと一緒にいるだけで、「ギフトに生きる」を体験できてしまいます。
主な仕事や活動内容
画家・ギフトに生きるおはなし会・マーケティング・組織のコンサルタント・コンサルタントのコーディネーター・平和財団さんやNPOさん、想いのある人の応援・人と人、人と情報、人とナニカを繋ぐこと・面白い土や水の販売・自然経営研究会・ギフト経済ラボ
第2回ギフトに生きる2.0 ~いただきますの魔法~ ワークショップ
- チェックイン
- 石丸さんのギフトのお話
- 石橋さんのお料理をいただく
- 1人1人の強みをシェア
- チェックアウト
チェックイン
チェックインは、本題に入る前に、一人一人が今の気持ちを率直に話す時間です。
- 呼ばれたい名前
- 自己紹介
- 今の気持ち
一人一人が思い思いのことを話し、静かに話し手の言葉に耳を傾けます。
その場へのチェックインをすることによって、自分の気持ちがはっきりするだけでなく、参加者がどんな気持ちで、この場にいるのかがわかります。
ワークを終えた後のチェックアウト(感想)で、気持ちの変化や気づいたことなどを感じとることができるので、とても良い最初の入りになります。
中には、何もわからないまま、連れて来られたという方もいました。
でも、偏見を持たず、ただ受け止めようとする自然の姿が、とても好印象でした。
石丸弘さんのギフトのお話
参加者のチェックインが終わり、石丸さんのチェックインから自己紹介を通じて、石丸さんがどんなギフトに生きる活動をしてきたかのお話。
ギフトをしていれば、ギフトが循環するという仮説のもと、活動を開始。
しかし、最初はそれが上手くいかず、少なからずのお金が必要とわかり、いったんは普通の仕事にされていました。
その中で、少しずつギフトの活動を行なっていくと、次第に、仕事への日数も減っていったと言う。
ギフトは見返りを期待にすることなく、この人のためにはと思えるその人のための行動や情報、時にはお金をあげることだと、私は理解しています。
石丸さんは、今では毎月お金を出してくれるパトロンもいて、精力的にギフトに生きるに生きています。
秘書をギフトされた!
ギフトに生きる中で、秘書というギフトをもらったエピソードがありました。
様々なプロジェクトに携わる石丸さんに、とある社長さんから、その会社の社員さんを秘書としてギフトされました。
石丸さんのプロジェクト管理の大変さや、ギフトに生きる活動を聞いて、その社長さんが提案してくださったそうです。
もちろん、秘書の方の報酬は、社長さんが払う形となっていて、石丸さんは秘書をギフトでいただくことになったのです。
「ギフトに生きる」の電子書籍もギフトで作られる
また、ギフトに生きる活動をまとめた電子書籍もギフトで作られています。
石丸さんがお話をして、ライターの方が、ギフトでそれを書きまとめたもの。
石丸さんは、出来上がった内容が実に良くできたもので、自分の話にも関わらず、感動して泣いてしまったそうです。
そのくらい石丸さんは、純粋で、少年のような心を持った方だなと、改めて感じました。
だから、石丸さんを応援したくなるし、悩みを石丸さんに相談すると、前に進む提案や必要な方をつなげてくれます。
本当に、石丸さんの周りにはギフトであふれているんだと思いました。
その他に、石丸さんがギフトに生きていたらギフトされたもの
- シェアハウスの一部屋をもらう
- 毎月、髪を切ってもらう
- 別荘の鍵をもらう
- 数えきれない「ありがとう」の気持ち
ギフトに生きていたら様々な体験をされていて、ワークショップでも惜しみなくその経験や価値をわかりやすく教えてくれます。
引いた「ギフトに生きる」カードのシェア
石丸さんが作った「ギフトに生きる」カード。これもギフトで作られたものなんです。
参加者一人一人が引いたカードを見て、隣の人と、互いにどんなことを感じたかをシェアします。
私は、まず絵を見て、川や風が「流れている」と感じました。
カードの上下に書いてある言葉「思った以上にギフトしている」「すみませんよりありがとう」。
これを見た隣の方が、「もうすでにたくさんギフトしているんですね」と言いました。
私がブログや小説を書いていることを自己紹介で伝えていたので、その方は、多くの人がそれを読んで、何かを感じ取ってもらっているですよ、と。
私は、いたく嬉しくなりました。心の中で、泣いていました。
自分の活動もなかなか成果が分かりやすく見えるものではないので、どこかで無理をしてでも頑張らないと、という思いもありました。
でも、この言葉を聞いて、これでいいんだよな、と思えるようになりました。ありがとうございました。
石橋直樹さんのお料理を味わう
今回のテーマでもある「いただきますの魔法」。料理を味わいながら、ギフトを考えることでもあります。
石丸さんの話をしながら、だんだんとテーブルの上にお料理が並べられていきました。
何もなかったテーブルの上は、石橋直樹さんのギフト・食にあふれた世界へと変わっていきました。
ここに並べられたお料理もギフトしてくれたものです。
石橋直樹さんは、「食のデザイン工房ニジノハシ」主催、食卓デザイナー、出張料理人をされ、ナチュラル度の高い食材を使用し、季節を意識したケータリングを提供しています。
遊ぶように食べるイベント企画もされ、今回のワークショップで、体験することができました。
私は、お料理の説明を聞きながら、遊ぶというより、学び・気づきの方がたくさんありました。
石橋さんの提供する料理に使われる食材は、多くは自然栽培もの。農業とはまた少し違った形で、栽培されたものらしい。
お話の中で、農業が自然環境を破壊するという話も出てきました。でも、農業がなかったら、ここまで自分たちが生きてくることもできなかったし、これからもそう。
今になって、もう少し詳しい話を聞いておけばよかった。
いただきますの魔法
お料理が並べられて、またギフトに生きるお話へ。
石丸さんは、食事をする前に、「いただきますの魔法」を唱えます。この魔法を唱えることで、何倍もご飯がおいしくなります。
その魔法は、食へのつながりを感じること!
この料理は、誰が作ったのか
食材は、誰が台所に運んできたのか
その食材は、どこで売られていたものか
販売されていた食材は、誰が運んできたものか、どうやって運ばれてきたのか
食材は、誰に育てられたのか
一つの料理ができるまでのことをさかのぼり、どんな人が関わり、どんな道具が使われ、誰がそれを開発したのか、ここまでにどんな流れがあったのか想像を巡らせます。
食そのものがギフトだと気づきました。当たり前のように食べていますが、そこに至るまで、様々な流れがあります。
ずっとやっていると、ご飯が冷めてしまうので、一つのつながりを感じたら、いただきますをします。
ギフトに気づくだけでなく、ご飯がより美味しく感じられます。
料理方法もどれもシンプルで、茹でただけのものや生野菜、自家製味噌と、普段食べている食材なのだが、まったく味の深みや歯応えが違っていました。
食材が持つ旨味が、とても強く、衝撃を受けるおいしさでした。
食材の中には、鴨志田農園というところで作られたものも多く、とてもおいしかったです。
自分の強みについて話す
参加者の方からの提案で、ここに集まった個性的で魅力的なみんなの強みを聞くワークを行いました。
隣の人とペアになって、互いの強みに引き出しを行ってから、一人一人強みをシェアしていきます。
私の強み
- 書くことが好き
- 続けることができる
- 想像できる(たぶん、物語な部分だけだと思う)
- 分かりやすく砕いて説明できる
最後の項目は、その場では発表しませんでした(忘れていた)。ペアで話していたときには、出ていたもの。
なかなかこれが強みとは、思えなかったりもします。自分では気づいかなく、自然とできてしまうものだったりもします。
こういった場で、自分というものを引き出してくれて、本当にありがとうございます。
参加者の強みも個性的で、自分にはないものばかりで、どれも魅力的でした。
参加者の強みを聞いて、強みは自然と発揮されるもの
参加者の強み
- たいがいの相談に乗れて、前に進ませることができる
- 本質を見抜いた選択ができる
- 人生を教える
- その人を見ただけで体調やその悪い部分がわかる
- 素敵な人しか周りにはいない
- 運が強い
- 長く物事をやり続けることができる
- 泣けない人の代わりに泣いてあげられる
- 人を嫌いにならない
- シュールな笑いを交えて話すことができる
- 場にすぐ馴染める
ほんの一部しか出ていなかったと思いますが、みんなすごいものを持っていました。その強み、いいなと思うものもありました。
でも、もし、自分にそれが備わったとして、その強みを発揮できるかどうかわからないと感じました。
その強みは、持つ人に、もたらされているようにも感じられました。もし、その強みが必要なら、頼んで、強みを使わせてもらえればいい。
だって、自分が強みを持つよりすごい力を発揮してくれると感じたから。
そう考えたら、自分の強みも悪くないし、これはこれで良くて、変にもっと強みの数を増やそうとも思えません。
もう十分それだけでいいんだなと。
生きていれば、強みは自然と発揮されるものなんだなと。そして、ギフトでいることで、誰かが自然と引出してもくれる。
強みのギフトをもらう
そう強く実感できたのは、帰路の時です。
参加者の方と一緒に会場を離れ、駅に向かうためバス停に行きました。
少し雨がぱらつく静かな夜。しかし、バスの時刻表を見ると、終わっていた。
タクシーを拾うことに。
そう話した瞬間に、なんと、タクシーがやってきたのです。
実は、一緒にいたメンバーの中に、運の強い方がいたのです。これまで運で生きてきたとさえ話していた方。
バス停についてから1分も待つこともなく、タクシーに乗り、駅に向かうことができました。
私は、早速、その方からギフトをいただいたのです。
きっと、ギフトに生きていれば、強みをギフトし、ギフトされるのだろう。
ギフトに生きる場は、きっと、強みやギフトでつながりあえる場でもあったのだろうと思えました。
お風呂のように温かく心地よく、心がきれいに洗い流されていく「ギフトに生きる」ワークショップ
石丸さんを始め、参加者の方々を見ていて、ギフトという感覚を感じていれば、あー、そのままでいいんだ、と思えました。
まるで、心が洗い流されていくような感覚でした。
ギフトに生きるWSを受けていると、毎回、何かが洗濯される瞬間が訪れます。
たまった汚れや、今まで落ちなかったものが落ちていく。そんな洗濯される時間があります。
それは気づき。この気づきが心の洗濯になっている。
参加者の方が、「お風呂につかっているよう」だとと言いました。私も本当にそう思えました。
汚れが落ちるだけでなく、気持ちが満たされる。ギフトに生きると愛を感じられる。
みんなの愛がギフトの湯となって、あの場でつかっていたんだと思えます。
そして、やはり、奇跡のようなことが起こる。
場を提供したい人が参加されていて、次回の開催場所がそこになる流れに。
ギフトが必要な人、ギフトをもらいたい人が自然と集まったんだと思えました。
そして、ギフトしたいこと、ギフトされたいことをみんな気軽に言っていてすごい場でした。
私は、ただそこにいただけのようにも思う。いっぱいギフトをもらいまくってました。あの場にいられただけでも幸せと言えます。
逆に、私がその場に何かギフトできたかは正直分かりません。
もし、できるとすれば、あの場のことをブログ記事にすること。
無論、これに参加すれば、何かしらブログ記事が書けると思ってしまう下心もなきにしもあらず。
どうしてあの時のことを書かずにいられるだろうか。書きたいし、書かせて欲しかった。
何度かこのワークショップに参加して、ある出来事があの時ギフトしたものが返ってきたと、気づくことがあります。
それがどんな形で目に見えるかは、その時になってみないとわかりません。
でも、あの場にいたことで、みんなと繋がれたことがギフトになっているかもしれない。
石丸弘
石橋直樹
- キッチンニジノハシ
【主催者】
田口里香(はぐっち)
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(↑連絡はメッセンジャーへ)
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